L'aube de l'horizon

ごきげんよう

2014年のエンタメ

歯の痛みに気を取られていたら更新がギリギリになってしまった。今年触れて面白かったアニメ、小説(ライトノベル)、漫画、ゲームについて。

楽園追放

人工知能のフロンティアセッターが、自分を開発した人間たちがいなくなった後も一人で宇宙船の開発を続け、ついに自我を獲得したという設定が好き。老いもすればけがや病気にも見舞われる肉体の器を捨てて「楽園」に至ったはずの人類の大多数よりも、よほどフロンティアセッターの方がより人間らしい「生」を享受しているという皮肉。彼からは「翠星のガルガンティア」のチェインバーと同類の香りが感じられる。

神無月の巫女DVD-BOX

神無月の巫女DVD-BOX

神無月の巫女

2004年放送の傑作百合アニメ。最終話の姫子と千歌音は圧巻を超えてもはや伝説。これ以上多くは語るまい。

ラブライブ!

思いの外(?)面白かった。特に1期に絵里がμ'sに加入するに至るまでの彼女の心境の変化が印象深い。「したいこと」と「しなければならないこと」を混同して依怙地になるのはよくあること。「ガールズ&パンツァー」もだけど、主人公が学校の存亡(廃校)をかけて奮闘するアニメに外れはない!


ギルティクラウン

私がSF*1に目覚めた作品の一つ。映像や音楽の美しさでは、今まで見たアニメの中でもトップクラス。絵師のredjuiceや音楽の澤野弘之にはまったきっかけでもある。ストーリー的には駆け足で説明不足気味だったが、中盤以降の急展開も含め、楽しめるアニメだった。

戦塵の魔弾少女

ライトノベルレーベルから唯一ノミネート。洗脳されながらも、自分を信じる仲間たちのため戦う少女らの姿には、感動を禁じ得なかった。それにしても、一時期に比べてラノベ読まなくなったなあ、自分。

BEATLESS

BEATLESS

BEATLESS

非常に精巧なアンドロイドが登場するボリューム満点のSF小説。絵師つながりで「ギルティクラウン」との関係がおぼろげながらあるように感じた。本作の「アナログハック」という概念はもう少し流行ってもいい。アンドロイドのリアクション一つ一つはプログラムに過ぎないかもしれないが、救われること、癒されること、感情を動かされることはあるのが人間というもの。

虐殺器官〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)

虐殺器官〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)

虐殺機関

淡々とした語り口ながら、どこか切ない雰囲気なのは、倫理的マスキングにより、人を殺すことへの躊躇や罪悪感を鈍磨させて「人ではなくなった」からだろうか。戦争の外注化とテロとの戦い、少年兵に民族紛争といった要素を散りばめながら、「虐殺の文法」に迫る作者の構成力は驚嘆に値する。虐殺の撃鉄が人間に内在的に備わっているという考え方は軽々しく否定できないと思った。

citrus (1) (IDコミックス 百合姫コミックス)

citrus (1) (IDコミックス 百合姫コミックス)

Citrus

百合姫らしくない百合漫画。義理の姉妹の関係がメイン。雨宮のあっという間の退場と、やや唐突な展開が気になるけど、背徳的かつ濃密で緊迫した雰囲気がたまらない。

FLOWERS 初回限定版

FLOWERS 初回限定版

FLOWERS 春篇

百合系アドベンチャーゲーム。繊細なタッチで描かれる世界観と、魅力的なキャラクターたちから目が離せない。主人公の蘇芳が攻略キャラでないことを残念がる声もあるけど、一介の百合クラスタとしては、あえて客観的視点に徹することで百合を愛でたいからこれでいいや、と思う。夏篇以降も愉しみである。

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御城プロジェクト

艦隊これくしょん」に続くDMMのブラウザゲーム。題材は(主に戦国時代の)城郭ということで、軍艦より好み。もう少し戦国時代について学びなおしてみたいと思える内容である。

*1:ロボットものではない。念のため