疾風勁草

子曰く、歳寒くして然る後に松柏の凋むに後るるを知る

20181120,21_京阪奈の旅_大阪篇

長い旅だったため、更新はまだまだ続く。大阪はやはり栄えていた。

大阪新世界

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大阪を代表するターミナル駅である天王寺駅から徒歩で大阪環状線の隣駅である新今宮駅へ。この駅近くのこの日の宿泊先のホテルにまず向かう。そして通天閣や串かつで有名な大阪新世界。夜神月がここに君臨する神になろうとした。

通天閣からの夜景。手前側は天王寺動物園を含む天王寺公園で、すでに動物園が閉園時間を迎えたため、暗い。奥に見えるのは天王寺駅阿倍野駅に隣り合うあべのハルカス。高さ300mで横浜ランドマークタワーを抜いて日本一の高層ビルとなった。

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通天閣の建物内に展示される大正時代の大阪新世界の模型。他にも初代通天閣の写真もあり、なかなか面白いものを見ることができた。
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新世界に来たからには串かつは食べておきたい、ということで、通天閣の目の前の行列ができている串かつの店を訪れる。「一度口を付けたカツをまたソースを漬けるのはアカン」という衛生的理由による二度漬け禁止のルールはやっぱりあった。後で知ったけど、ちょうどこの店で安倍晋三首相が串かつを食べたらしい*1。しかも私が座ったのと同じ席で…。
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四天王寺

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翌朝を迎え、まず訪れたのが聖徳太子が創建した四天王寺天王寺駅天王寺区の名の由来にもなった由緒正しい寺院。観光客の多さなど賑わいの上では後塵を拝するものの、位置付けとしては東京の浅草寺のような寺院であるように思った。

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この日21日は弘法大師空海の月命日にあたり、大師会が催されていた。僧侶や参拝客、蚤の市や出店の出店者でごった返し、賑わっており、地元の人々の日常生活に溶け込んだ寺院らしい雰囲気があった。

安居神社

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真田幸村こと真田信繁が戦死した地に立ち、彼を祀った安居神社。都会の只中にひっそりと佇む様子がかえって印象的だった。後で紹介する大阪城での展示もそうだけど、大阪では今でも幸村呼びが多い。

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道頓堀

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多くの飲食店が立ち並ぶ大阪ミナミの繁華街の中心・道頓堀。平日にもかかわらず半端なく賑わっていた。西日本最大の繁華街にして食い道楽の本拠地は伊達ではなかった。テレビでおなじみの戎橋から撮ったグリコサインはやはり道頓堀の顔か。

道頓堀橋。道頓堀川にダイブしたらダメ、ゼッタイ。
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道頓堀で戴く大阪の二大ソウルフードで粉もんのたこ焼きとお好み焼き。たこ焼きも、たこ焼きを挟んだたこせんべいも、卵を載せたミックスお好み焼きも、今まで食べた粉もんの中で間違いなく一番美味だった。
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大阪城

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大阪観光のハイライトにして、元々は豊臣秀吉石山本願寺の跡地に築城した日本三名城の一つ。大阪城は石垣から堀、櫓に天守に至るまで規模が桁違いだった。

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大阪城天守閣はエレベーターがあるなど、城とは違う代物だったが、博物館のように展示があった。今はやはり大河ドラマの影響からか真田幸村関係の展示が熱かった。私が7月に訪れた上田城との友好も続いている模様。

鶴橋駅周辺

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西のコリアンタウン鶴橋は改札とブックオフが直通しているという、駅からしインパクト絶大な街だった。街自体にも大阪の街とソウルや釜山の市場のクレオール文化が根付いており、東京の新大久保とはまた違った雰囲気があった。

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親愛なるKamikami同志は来るべき傀儡一味との決戦に備え、鶴橋駅前の焼肉料理店にて軍事演習を敢行された。ホルモン四点セットと冷麺、サービスで出されたキャベツとパイナップルを完食することで、必ずソウルを火の海にするという断固たる闘争心を示された。

それはそうと、牛は仙台牛や佐賀牛を使っていたのでクオリティは抜群。消化に良いキャベツやパイナップルを無料でサービスしてくれたのはありがたかった。

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鶴橋を後にしたのち、京橋駅大阪環状線から京阪電鉄に乗り換え、この日の宿の最寄駅がある京都の七条駅へ。上方への旅も最終章へと移る。