疾風勁草

子曰く、歳寒くして然る後に松柏の凋むに後るるを知る

20161212_都心&東京タワー

間は空いたけど恒例?となった東京見物シリーズ。今回は皇居と東京タワー・増上寺(芝公園周辺)。

東京見物その4の予定はすぐで、場所は上野。今月25日には寄る予定。

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皇居

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桜田門をくぐり、昨年6月以来の天ちゃんハウス皇居訪問。

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皇居外苑の道も京都御苑に負けず劣らず幅が広い。砂利を敷き詰めるのが御苑風なんだろうか。

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東京都の鳥、ユリカモメ(百合鴎)。『伊勢物語』の「東下り」で、関東を旅していた一行が隅田川まで差し掛かったあたりで当時都鳥と呼ばれていたユリカモメに出くわしたのが、東京都の鳥がユリカモメになったきっかけらしい。海から少し離れているけど、ここにもユリカモメが現れるんだな、と感心した。

東京タワー

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日比谷駅から都営三田線芝公園駅まで。東京の中枢近辺まで赴いたついでに、思い立ったが吉日。およそ20年ぶりの東京タワー訪問へ。

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この日は雲が多くて、富士山など遠方は見渡せなかった。

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東日本大震災後の耐震補強工事中に発見された謎の軟式ボールと、艦内神社ならぬタワー内大神宮という一風変わった設備が目を引いた。東京スカイツリー完成後も東京タワーの訪問者数は増え続けているらしいが、その秘訣はこうしたアトラクションや、売店などの充実した設備によるものなのかもしれない。

増上寺

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上野の東叡山寛永寺と並ぶ徳川家の菩提寺である三輪山増上寺。芝公園の中にあり、著名人の葬儀が度々行われることでも知られる都内有数の寺院。

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背景に映る東京タワーになんら違和感を感じないどころか、東京タワーでさえ伽藍の一つと思わせるような不思議な力も増上寺ならではの魅力。いや、東京タワーの魅力か…?

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その後は東京タワーにほど近い増上寺へ。寺の宝物展示室では、今にも動き出しそうな鷹や蟹の意匠があしらわれた陶芸品や、東京大空襲で焼失した台徳院御霊屋(徳川秀忠の霊廟)の模型があって見応えがあった。展示されていた陶芸品(主に花瓶)の作者は宮川香山という人であり、元々は横浜の美術館で展示されていたものだという。

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増上寺にある歴代将軍のうち秀忠(&お江の方)、家宣、家継、家重、家慶と家茂夫人で孝明天皇の妹にあたる和宮墓所。戦前までは江戸時代以来の姿を保っていた増上寺だが、東京大空襲で焼失した後に今の場所に墓所が移ったという。