行雲流水

ごきげんよう

20180503_第4回ソラヲフ

今回で第4回目を迎えた昨日のソラヲフ。アニメ「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」の感想や今までのソラヲフについての記事は以下の通り。

kamikami3594.hatenablog.com

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今回も盛り上がった

会場は今までの浅草橋から高田馬場へ。通っていた大学が高田馬場に近く、通学時に毎日高田馬場駅で降りていたこともあって、ここが会場になる多少の懐かしさがあった。実際行ってみると地下のライブハウス風の施設で、時告げ砦の中にある醸造所のようだった。

参加者は今回も30人前後で、アニメ放送から8年経った今でも全国からファンが集うほどのイベントなのはやはりすごい。放送当時はあまり話題にならなかったものの、しばらくたってSNSの口コミ等で内容が見直されてファン同士の交流も盛り上がっていった、という経緯はまさに本作のテーマ「音は響いて人に届く」を体現しているかのようだ。自分がソラヲフにたどり着いたのも、本作を見てちょっとした感想をTwitterで呟いたら反響が大きくて、ネットで情報を集めたことがきっかけだし。

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堆く積んであるのはロッテのカルヴァドスチョコ。劇中に林檎が原料の蒸留酒であるカルヴァドスが登場することに因んだ一品。この数は業者が購入したとしか思えないレベル。冬季限定商品というのが惜しい。冬場は店にあったら迷わず買うぐらいの勢いで購入している。

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昼食。会場が日本屈指のラーメンの激戦区である高田馬場ということだけあって、食事処には困らない。一時は店内の客の半分以上がソラヲフの参加者で占められるほどの集中ぶり。

今回も1話から13話まで通しで視聴。合間に朝の強風と大雨のせいで早く起きることになったことで寝不足気味でところどころ眠くなったのは内緒

ソ・ラ・ノ・ヲ・トで考える人生

実は前日から「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」を通しで見ていたが、今回のソラヲフでの視聴時と併せて人生についての気付きがあった。名台詞をいくつか挙げてそのあたりについてつらつら語ってみたい。本作には見る度に何らかの発見があって、その度に人生について考えさせらえるのが「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」なんだと思う。

リオ「先輩や上官は何のためにいると思う? 後輩に迷惑をかけられるためだ。今はできなくていい。その悔しさや無力さ、守ってもらった嬉しさだけを覚えておけ。それはいつかお前が守る立場になったときの糧になる。だから好きなだけ迷惑をかけろ。私もそうしてきた」3話より

病み上がりで落ち込んでいたカナタに先輩としての体験談を語るリオ。後輩に自分に好きなだけ迷惑をかけてもいいと言い切ってしまうリオ先輩の器の大きさよ。理想の先輩だ。自分もここまで言える先輩になりたい。

ノエル「カナタ、ボクは機械が好きだ」
カナタ「うん」
ノエル「でも、機械は人を傷つけることもある。タケミカヅチもきっと昔、たくさん人を殺してる。昔、人を殺した機械はやっぱり怖いと思う?」
カナタ「うん。でも、もっと怖いのは機械じゃなくて、それを使ってた人たちかな?だってだって、このラッパ私が吹くとあんななのに、リオ先輩が吹くと、とっても綺麗に歌うんだもん。戦車だってきっと同じでしょ?それにこの前ね、リオ先輩にタケミカヅチの歌を聴かせてもらったの。あんなに綺麗に歌えるんだもん。きっといい戦車だよ、タケミカヅチは」4話より

4話でのカナタとノエルの会話。人を活かすも殺すも兵器を使う人間次第である、という教訓が窺える。ここで言及されているタケミカヅチは9話で災害時の人命救助に使われ、12話で停戦のために一触即発のヘルベチアとローマの停戦に大きな役割を果たして多くの人を救うことになった。

フィリシア「ねえリオ、あなたさっき『世界に意味があるのか?』って言ってたわよね」
リオ「ああ」
フィリシア「たったひとり生き残って、私もずっと考えたわ。なぜ私だけが生き残ったんだろう。それにどんな意味があるんだろうって。そして気付いたの。きっとね、この世界に意味なんかないのよ。でもそれって素敵じゃない?だってないなら自分で勝手に見つければいいんだもの。そして見つけたわ、私は。私がここにいる意味を。あの子達には私みたいな思いは絶対にさせたくないわ。」7話より

7話ではこれまで過去を多くは語らなかったフィリシア隊長の過去が明らかになる。かつての仲間を戦争で失い、生きる意味も失ったフィリシアが見つけた自分の生き残った意味と誓った決意。18歳という年齢の割に大人びたフィリシアだが、これほど壮絶な過去があればそこまで成長するはずだろうと納得。

クラウス「ハハハ、いいか嬢ちゃん。傍から見えるもんと、当の本人が感じてるもんは、大抵の場合違ってるんだ。『憧れ』って眼鏡は、いつもピンボケなのさ。いつかあんたがその眼鏡で見られる時、辛さがわかるよ」9話より

(大人の)男はつらいよ。クレハが尊敬する同じ名前の別人と間違われているからこそ味わいのある台詞。でもクレハ憧れの本人の左胸にあるはずのタトゥーがないことに気付くシーンもあり、クレハもそれを知った上で自分の命を救ってくれたこちらのクラウスを慕っていることもわかる。ある程度人生経験を積んでその重みがわかってくる味わい深いセリフ。

リオ「そうだな。やっぱりお前も出会っていたんだな、あの人に」
カナタ「なんて素敵なんでしょうイリアさんの音が私に響いて」
リオ「そしてお前と私が出会った。多分私は逃げて来てたんだ、この街に。だから最初はどうでも良かった、いつか去る場所だと、そう思ってた。でも今は真剣にここを離れたくないと思う。だからこそ私は行かなきゃならないんだろう。私なら出来る、私にしか出来ないことがあるから。さよならを言うつもりはない。たとえどんなに遠く離れていても」
カナタ「音は響く…」
リオ「音は響いて…」
カナタ「そして伝わる、から」
リオ「カナタ、私はお前のいい先輩でいられただろうか?」
カナタ「はい」10話より