疾風勁草

子曰く、歳寒くして然る後に松柏の凋むに後るるを知る

中国史

20190711_特別展「三国志」

セブンイレブンの日は上野で三国志の特別展。

陳舜臣『中国の歴史』

中国の歴史 文庫 全7巻 完結セット (講談社文庫―中国歴史シリーズ)作者: 陳舜臣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/05/30メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る 神話から近代史までの中国史のダイジェスト

アジア史論

アジア史論 (中公クラシックス)作者: 宮崎市定出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2002/03メディア: 新書 クリック: 4回この商品を含むブログ (5件) を見る 歴史学とは

東洋文化史

東洋文化史 (中公クラシックス)作者: 内藤湖南出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2004/04/10メディア: 新書 クリック: 5回この商品を含むブログ (17件) を見る 日本における東洋史の基礎

東アジア文化圏の形成

東アジア文化圏の形成 (世界史リブレット)作者: 李成市出版社/メーカー: 山川出版社発売日: 2000/03/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 8回この商品を含むブログ (10件) を見る

中原の虹

これを2度目に読んだのも、2ヶ月前の話なのです。 新たな時代の幕開け

浅田次郎『蒼穹の昴』講談社文庫

最初に読んだのは4年前、二度目は先々月末〜先月初にかけて。 民を活かすために国を亡ぼす

『漢書』を読もう―その2:陳平列伝編

陳平といえば、張良と並び称される劉邦の軍師として著名である。劉邦が項羽に対抗するためのマクロ的戦略を立てた張良と比較すると、項羽とその参謀の范増の関係に亀裂を入れる*1 *2、匈奴討伐に向かって危機に陥った劉邦を奇策で和睦に持ち込んで救う*3、と…

『漢書』を読もう―その1:項籍列伝編

さて、先日紹介した通り購入したちくま学芸文庫版『漢書』。これを読まないで死蔵させておく手はないので、読んでその内容と思う所について記しておこうと思います。初回は「陳勝項籍列伝第一」の項籍列伝から。項籍とは言うまでもなく項羽のこと。『漢書』…

太歳と肉霊芝(肉芝)

さっき「世界の果てまでイッテQ!」で「太歳」なる謎の物体が紹介されていた。それがきっかけで久々に意欲が湧いたので更新してみる。 どうやらこれは、肉霊芝(肉芝。以降肉芝と表記)*1という、不老長寿の薬とされていたものらしい。ご存知仙人になるためのガ…

唐代の国際関係

唐代の国際関係 (世界史リブレット)作者: 石見清裕出版社/メーカー: 山川出版社発売日: 2009/05/01メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る

恐るべし潁川閥

引き続き袁紹の家臣団について検証しているが、後漢末における潁川郡出身者の絶大な影響力には驚かされる。この時代の潁川出身者と言えば、荀紣、荀攸、鍾繇、郭嘉、陳羣、郭図、淳于瓊、辛評、辛毘、徐庶、司馬徽、張譲etc… など錚々たる顔ぶれである。過去…

 いろいろあって更新を止めていました。詳しいことは穿鑿しないでくださいな。

復帰作は袁紹の息子たちとその家臣団について。時は199年。袁紹が公孫瓉を滅ぼして間もない頃のお話。 又以中子熙為幽州,甥高幹為並州。眾數十萬,以審配、逢紀統軍事,田豐、荀褜、許攸為謀主,顏良、文醜為將率,簡精卒十萬,騎萬匹,將攻許。 『三國志』…

三公「太師」と「太宰」

周といえば殷を倒して中国に君臨した王朝であることはよく知られている。この王朝の創始に関わった文王や武王、周公旦は『史記』や『論語』などの書を通じ、名君、聖人として偶像化されている節もある。特に五胡十六国の王朝ではその傾向が顕著であるようだ…

中国史上最初の仏教弾圧者・孫綝

気分転換をかねて文章を書くことに。今回は某同人誌会誌に載せる文章に関するネタを扱いたい。 綝意彌溢,侮慢民神,遂燒大橋頭伍子胥廟,又壞浮屠祠,斬道人。 『三國志』呉書孫綝傳第十九 浮屠=仏陀のことだから、浮屠祠は仏教寺院ということになるだろう…