疾風勁草

子曰く、歳寒くして然る後に松柏の凋むに後るるを知る

近況報告

ご無沙汰しております。たまには近況報告をば。

現在、サーバエンジニア目指して2か月間、サーバを動かすOSであるLinuxの講習を受けている最中です。2か月の講習後に履歴書や面接についてのアドバイスや練習を経て、就職活動に移る、という流れの講座です。1月、年始が終わった初週からなので、ちょうど現在が折り返し地点といった具合です。運営会社が趣旨に同意している企業から資金を募って運営しているそうで、無料で受講できました。

その講座の運営会社ですが、何とも不思議な会社だと思いました。講座に参加申し込みを行った際に電話対応してくれた社員が「○○という感じでよろしかったでしょうか?」と学生アルバイトのような言葉遣いで電話に出ていたことが強く印象に残っています。電話した時には「この会社で大丈夫か?」と心配しましたが、これは今から振り返ってみれば杞憂でした。

昨年、某自治体の就職サポート事業で、紹介予定派遣という形式で行った会社(2社)では、SEやプログラマの適性を見るということでフローチャート作成やら入社試験やらを受けたところ「やっぱりあなたはうちの会社には向いてないよ」と言われたり、報告書を書き上げる作業や報告するタイミングが少しでも遅れただけで「なんで時間通りにできないの?」と数時間にわたって罵倒と説教が繰り広げられるなどと散々な結果に。両社とも創立3、40年ほどの歴史の長い会社で、取引先も役所や銀行、大手企業といったお堅いところが多いということで、とにかく完璧であること、型にはまることを強く要求する社風でした。

一方で今回お世話になっている講習の運営会社は今年で設立10年目で、2、30代の社員が多く社長も30代半ばフレッシュな会社。先に挙げた電話対応のように、社員もどこか学生時代の延長のような感じで仕事をしているという印象でした。講習も最初の自己紹介で講師が好きなアニメやゲームの話をするという、打ち解けた雰囲気です。自ら「あだ名で呼んでね」と言ったり、オタクアピールをしたりするような人であるためか、講習で分からない部分の質問もしやすいです。

昨年行った会社と、今年お世話になっている会社。どちらがより安定していてしっかりした会社か、と訊かれれば、もちろん前者と答えます。資本金も前者2社の方が、後者に5倍ほどの差をつけていますしね。ですが、どちらにより好印象を持っているか、どちらで働きたいか、と訊かれれば、こちらは迷うことなく後者と答えます。どうも自分は他者から真面目でお堅いというファーストインプレッションを受けることが多い人間であり、緩い雰囲気の会社の方が合っていた、という結果を味わうことになったことに意外性を感じています。そういうキャラを作っていただけなのかな。行った会社で第一印象の大事さについては指摘されたし。

また、余談ですが、先週ITパスポートの試験を受けました。試験の最後、モニタに表示された点数によると合格基準を満たしました。不安が拭いきれませんけど。