疾風勁草

子曰く、歳寒くして然る後に松柏の凋むに後るるを知る

2017年10月の読書

10月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:3001
ナイス数:49


あの娘にキスと白百合を (4) (MFコミックス アライブシリーズ)あの娘にキスと白百合を (4) (MFコミックス アライブシリーズ)感想
1巻でも登場した陸上部の二人が再登場。本作の中では一番好きなCPかもしれない。瑞希の王子様キャラとして通っているのに割と弱気なところがあるあたりは、かの令ちゃんを思い起こさせる。ということは萌は由乃さん…!?それから町田さんもなかなかかわいい。
読了日:10月01日 著者:缶乃
あの娘にキスと白百合を 5 (MFコミックス アライブシリーズ)あの娘にキスと白百合を 5 (MFコミックス アライブシリーズ)感想
今回は重め。小学校時代の約束を忘れずに抱えていた西河さんも十分重いけど、それを呆気なく忘れてしまうさーちゃんの罪もまた重い。
読了日:10月03日 著者:缶乃
あの娘にキスと白百合を 6 (MFコミックス アライブシリーズ)あの娘にキスと白百合を 6 (MFコミックス アライブシリーズ)感想
今回はメインが3人ということで、いかにも雲行きが怪しかったけど、上手く事態が収束したようで何より。
読了日:10月04日 著者:缶乃
あの娘にキスと白百合を 7 (MFコミックス アライブシリーズ)あの娘にキスと白百合を 7 (MFコミックス アライブシリーズ)感想
飄々とした天才肌として通っていた黒沢さんが自分が空っぽであることを痛感させられる、ということで、二人の関係もターニングポイントを迎えたと言えそう。
読了日:10月04日 著者:缶乃
鎌倉北条氏の興亡 (歴史文化ライブラリー)鎌倉北条氏の興亡 (歴史文化ライブラリー)感想
平氏から枝分かれし、源頼朝と縁戚関係を結んhref="https://bookmeter.com/search?後に鎌倉幕府執権として東国の武家政権の構築を推し進めた北条氏の歴史を概説する。頼朝旗揚げの頃からの武門、戦は得意だが政治には疎い御家人、政務に長けた京都からの下向貴族など幅広い人材の集まった鎌倉幕府を、多くの内憂外患を抱えながらも切り盛りしてきた北条氏の来歴がよくわかる。
読了日:10月05日 著者:奥富 敬之
となりの吸血鬼さん (1) (MFC キューンシリーズ)となりの吸血鬼さん (1) (MFC キューンシリーズ)感想
人形が好きなちょっと風変わりな少女と人から直接血を吸わない吸血鬼の少女の同居生活を描いた日常系コメディ。ソフィーちゃんが近所の年配の住人と仲良く会話したり、秦やアニメに馴染んだりと妙に所帯じみているあたりのセンスがいい。
読了日:10月05日 著者:甘党
となりの吸血鬼さん (2) (MFC キューンシリーズ)となりの吸血鬼さん (2) (MFC キューンシリーズ)感想
ソフィ―より幼く見えるが年上のエリーが本格参戦。日光やニンニクが苦手なあたり、2人ともやはり吸血鬼だが、あくまでもコメディの域を出ないが、それがいい。百合枠のひなたもいいキャラ。
読了日:10月06日 著者:甘党
旧約聖書を知っていますか (新潮文庫)旧約聖書を知っていますか (新潮文庫)感想
アダムとエヴァアブラハムモーセダビデ、ソロモンといった旧約聖書の登場人物を中心として語るエッセイ形式の解説書。同著者の『ギリシャ神話を知っていますか』の時もそうだったが、なじみ深いエピソードを含みながらも、断片的にしか知らなかった物事を結び付けて理解できるのは嬉しい。
読了日:10月07日 著者:甘党
旧約聖書を知っていますか (新潮文庫)旧約聖書を知っていますか (新潮文庫)感想
アダムとエヴァアブラハムモーセダビデ、ソロモンといった旧約聖書の登場人物を中心として語るエッセイ形式の解説書。同著者の『ギリシャ神話を知っていますか』の時もそうだったが、なじみ深いエピソードを含みながらも、断片的にしか知らなかった物事を結び付けて理解できるのは嬉しい。
読了日:10月07日 著者:阿刀田 高
となりの吸血鬼さん 3 (MFC キューンシリーズ)となりの吸血鬼さん 3 (MFC キューンシリーズ)感想
相変わらず優しい世界が眼前に広がっている。エリー、460歳台、母国語がマジャル語、家事に慣れていないというあたりで正体がわかってしまう…。好きなものと苦手なもの、昼行性か夜行性かといった人間と吸血鬼の違いもごく自然なものとして受け入れられている本作の雰囲気作りも好感度大。
読了日:10月07日 著者:甘党
かみつき学園(1) (シリウスKC)かみつき学園(1) (シリウスKC)感想
ゴシックな雰囲気漂う学園もの×吸血鬼の百合漫画。始まったばかりで様子見が必要だけど、複雑な人間関係が展開されそう。一号→いちごというネーミングがなかなか。雫の方が吸血鬼だったとは。
読了日:10月08日 著者:キダニエル
新約聖書を知っていますか (新潮文庫)新約聖書を知っていますか (新潮文庫)感想
複数の福音書から構成され、イエス・キリストやその弟子の事績を記した新約聖書について概説したエッセイ。「旧約聖書を知っていますか」にも言えることだが、読む前は何が旧約聖書の話で、何が新約聖書の話なのかわからなかったので、話の内容を整理するという意味で大いに有用だった。
読了日:10月10日 著者:阿刀田 高
戦争における「人殺し」の心理学 (ちくま学芸文庫)戦争における「人殺し」の心理学 (ちくま学芸文庫)感想
心理学の観点から第二次世界大戦からベトナム戦争までの間に、いかなる手法で兵士の殺人への忌避感を解消して発砲率を飛躍的に向上させたのかを解き明かしたアメリカの元軍人による著書。コンピュータゲームによる忌避感の緩和に関する記述など、今となっては疑義が残る箇所はあるものの、人が人を殺すことを躊躇させる因子が何かを示したという意味で大きな意義のある本だと思った。
読了日:10月17日 著者:デーヴ グロスマン
彼女の世界 (リュウコミックス)彼女の世界 (リュウコミックス)感想
淫らな小説を書く大人しい少女と、その小説をネタに彼女を脅すクラスの人気者との関係を描く。相手の弱みを握って「彼女の世界」を踏み躙ろうとした結果、かえって相手に主導権を取られて自分の世界への侵入を許してしまった、というところまでがワンセット。こうして見ると魔性の女としての氷川の姿が浮かび上がってくる。
読了日:10月30日 著者:袴田 めら
さろめりっく (ひらり、コミックス)さろめりっく (ひらり、コミックス)感想
さろめの生い立ちゆえの気難しさやら、自分の気持ちに素直に慣れない強情さやら、ひかりへの独占欲やらの描写が細やかでゾクッとさせられるシーンがいくつもあった。それゆえに素直で開けっぴろげな人となりのひかりとうまく噛み合う関係なのかな、ということを読んでいて考えた。
読了日:10月31日 著者:袴田 めら

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