20180518_金沢の旅2日目(ほぼ福井県坂井市)
金沢への旅と言いつつ、せっかくなのでこちらもやはり初上陸となる福井県へ足を伸ばす。目的地は同県坂井氏の東尋坊と丸岡城。
1日目と3日目はこちら
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東尋坊
この日は朝早めに起きて金沢駅から福井方面の北陸本線に乗り込み、一路芦原温泉駅まで向かう。芦原温泉駅からは京福バスで東尋坊に行く。ここまでの所要時間、待ち時間を含めて2時間30分ほど。意外に時間がかかった。特急を使えば30分ほど短縮できるらしいが…。
日本海の名勝東尋坊。世にも珍しい大規模な安山岩や復輝岩の柱状節理。刑事ドラマで主人公の刑事が追い詰められて身を投げ出そうとする被疑者を決死で説得するシーンなどでおなじみ。その名も「東尋坊」という札付きの暴れん坊の僧侶がこの崖から突き落とされたことでこのような地形になったという伝説を持つ。
最初意外な印象持ったんだけど、東尋坊は観光地としてきちんと整備されていてwi-fiを完備する施設もちゃんとある。自分の地元でいうと江ノ島に近い雰囲気の観光地だった。鳥取には砂場カフェがあるらしいが、東尋坊にあるのは岩場カフェ。
福井県に初上陸したからには蟹を食べねば。蕎麦とミニ蟹丼のセットで880円は首都圏では真似できない破格のコストパフォーマンス。
丸岡城
次の目的地は丸岡城。ということで、東尋坊から三国港まで徒歩で移動。えちぜん鉄道も昨年乗った銚子電鉄と同じように車掌さんに行き先を告げて運賃を払う形式だった。車掌さん綺麗な人だったなあ…。
えちぜん鉄道の西長田駅から6km程、2時間近く歩いてたどり着いた1576年築の丸岡城天守閣。1576年越前を制した織田信長麾下の柴田勝家が甥の勝豊に命じて建築された城。素朴な外観や石垣や焼き物ではなく石で造られた瓦、質素にして堅実な造りがなかなか魅力的な古城だった。2階や3階に上るための階段は勾配が急すぎて階段というよりは梯子だった。そのため上り下りの補助用のロープ付き。
丸岡城3階からの眺め。こうして見ると丸岡城もやはり平山城だったんだな、と。
丸岡藩主となった本多成重の父・重次が妻に宛てた「一筆啓上」*1から始まる日本一短い手紙のエピソードに由来する記念館。毎年短い手紙の形式でのメッセージのコンクールのようなイベントを開催することで町おこしに取り組む坂井市。JR丸岡駅と丸岡城の距離が離れ過ぎなのが少し不便。いいところではあったが…。
金沢に戻って(東山ひがし茶屋街・主計町茶屋街と夕食)
帰りは北陸本線の丸岡駅から金沢駅へ。金沢駅ではフォロワー某氏に教えてもらった金沢駅ビル内の土産物店が軒を連ねるゾーンでいろいろ見て回って買う。
近江町市場方面に向かって更に東に進むと東山ひがし茶屋街と主計町茶屋街がある。大通りの脇に少し分け入るとこういった通りにつながるのが金沢ならではの特色。ある意味京都よりも京都らしい。和風の建築物が甍を競い合うように整然と並ぶ様は情緒があると共に壮観である。18時を過ぎると一部の飲食店以外は閉店するようだ。写真は2枚目までが東山ひがし茶屋街で、4枚目までが主計町茶屋街のもの。
夕食としてゴールドカレーでデラックスカツカレーを頂く。濃厚なルーとチーズやベーコンも入ったミルフィーユカツのおかげでボリューミーな一品。これぞザ・金沢カレー。付け合わせの味噌汁(無料)は煮干しと思わしき魚介の利いたもので、具はなかったけど非常に美味だった。
*1:「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥せ」。息子のお仙(仙千代)が後の本多成重