疾風勁草

子曰く、歳寒くして然る後に松柏の凋むに後るるを知る

20180505_小田原

黄金週間の後半戦。本来は3日の北條五代祭りに行きたかったけど、所用により断念せざるを得なかったので、日を改めて2年ぶりに小田原観光に向かった。そう言えば小田原城天守閣の改修後、中に入っていなかったな、と思い至ったので。

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黄金週間の後半戦

小田急線の小田原駅で下車してすぐに向かったのが小田原城址公園。北條五代祭りは終わっていたが北條六斎市というイベントのおかげで小田原駅を中心とした地域は盛り上がっていた。写真は米沢牛の牛たん串とノドグロ(アカムツ)の唐揚げ。美味なり。

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銅門と常盤木門に歴史見聞館。市を挙げての北条氏推しが熱い。最新の紙芝居的なギミックで小学生ぐらいの子にもわかりやすい展示を心掛けているあたり、なかなか本格的だ。博物館となっている天守閣の展示も併せて入場料700円はリーズナブルな方だと思った。

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2年前に寄り損ねた改修後の小田原城天守閣。北条氏五代の他、江戸幕府における稲葉氏や大久保氏の時代の展示も充実。全国の城郭の天守*1の中で、小田原城が7位で、8位の広島城や9位の福山城より高かったことには驚いた。広島城福山城天守閣のように、層が多いとそれだけ高く見えるからか。「いつまでも結論が出ない会議」の代名詞として一般に知られる「小田原評定」も北条氏が民主的に決議を行う制度を取り入れていたと解説されており、東国ナショナリズムを感じた。旗幟鮮明で実にいい。

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遠方には薄靄がかかっていたものの、天気は快晴で天守閣からの眺めは素晴らしかった。海も山も一望できた。

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小田原駅東口からほど近い居酒屋・五ツ浦丸でのランチ。刺身定食では地魚の新鮮な刺身を堪能。脂が乗っているのを実感できた。

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こちらは西口側の北条早雲公像。兜と羽織物に色彩がついており、いつもより豪勢なように見えた。
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次回は近場の箱根とゆっくり時間をかけて小田原を回りたいところ。

*1:復刻含む