疾風勁草

子曰く、歳寒くして然る後に松柏の凋むに後るるを知る

20180429_百合展@表参道&東京国立博物館@上野

去る4月29日には東京での開催が延期になった百合展を見に行ったあと、前々から生きたいと思っていたけどなかなか行く機会のなかった東京国立博物館に友人でありフォロワーの某氏を伴って訪問。

百合展

今年の百合展は昨年と同様3月に池袋で開催する予定だったが、諸事情により延期となり、急遽今回の表参道の会場で開催する運びになったそうな。

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何はともあれ、紆余曲折あったけど無事に開催できてよかった。蔦の絡まる建物が会場とか、雰囲気ありすぎてもうこれだけでエモい。雨降って地固まる、と言ったところだ。それにしても開始1時間前から人が並んでおり、開場直前には長蛇の列が出来上がる盛況ぶり。百合界隈の賑わいを色濃く反映していた。

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会場の1階は展示を、2階では物販を行うという作りだった。展示は今話題の百合作品のネームや作品紹介、実写の写真といったものがメイン。主にアニメ化を控えた「加瀬さん」シリーズや「やがて君になる」のPRに気合が入りまくりだった。今期は比較的大人しいが、前期は「Citrus」も放送したし、百合アニメの需要だけでなく供給も充実しているように思えた。

というわけで予告。今月中に今まで触れた中でもお勧めの百合作品の記事を書こうと思います。漫画からゲームまでいろいろ取り上げる予定。

東京国立博物館

表参道を後にした後は銀座線にて一路、上野に向かう。ゴールデンウィークの前半ということもあり、上野駅から上野公園まで、上野もやはり人が多い。某氏と合流した後、東京国立博物館(東博)を見学しに行った。

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見学して回ってのいの一番の感想はとにかく疲れた。首都に位置する国立の博物館というだけあって、展示の充実ぶりは今まで見学したことがある中でも特に素晴らしいと思っていた京都国立博物館や名古屋の徳川美術館を凌駕していた。

kamikami3594.hatenablog.com
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建物は壮麗で展示物は多種多様だったが、中でも気になった榊原康政の甲冑やら源頼光と四天王関係の絵とか鳳凰の絵柄が付いて蓋に鶏*1があしらってある壺が印象に残った。あと刀剣の保存状態の良さに驚き。新品宛らだった。

本館脇にある別館のアジア館では銅雀台から発見されたとされる獅子像とかシュメル文明時代の文書の展示とかがあった。あと中国王朝の官職名は英語に訳した方が意味がわかりやすい。

この日は国立科学博物館も見学しようと思っていたが、予想以上に東博を巡回するのに時間がかかり、また疲労困憊していたのであえなく断念。これで入館料620円というコストパフォーマンスは素晴らしすぎる。次回上野に行ったときに国立西洋美術館や東京都博物館と一緒にでも回りたい。

*1:名称を忘れたので調べたところ「色絵獅子鳳凰文有蓋大壺」 https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1173638559330661&id=608705052490684